公立高等教育機関への州政府支援、12年ぶりに減少 SHEEO報告

州高等教育管理者協会(State Higher Education Executive Officers Association:SHEEO)は4月8日、2025年度の州高等教育財政(State Higher Education Finance:SHEF)報告書を発表した。これによると学生1人当たりの教育予算は前年比1.0%減の1万2,082ドルとなり、12年連続増から一転し、マイナスとなった。学生数の増加率が3.6%増となり、教育支出の増加率(インフレ調整後2.6%増)を上回ったことが要因となった。一方、学生の純授業料・その他諸費用収入は前年比3.5%減の7,459ドルとなり、1980年以降で2番目に大きい減少幅となった。州別の教育予算では、ニューハンプシャー州の4,557ドルが最も低かった一方で、イリノイ州は最も高く2万5,468ドルと大きな開きが出た。また、2024年度が教育予算のピークで、経済成長の継続や総投資額の高水準推移を楽観材料として挙げる一方で、24州で大不況前2008年の水準を下回っていることに加え、今後10年間で進学適齢人口減少が予測される「人口の崖(Demographic Cliff)」を懸念材料として示している。

SHEEO “State Higher Education Finance (SHEF) FY 2025” (04/08/26)
https://shef.sheeo.org/wp-content/uploads/2026/04/SHEF_FY25_Report.pdf
参照記事: SSTI “An FY25 decline in public higher ed funding raises questions about future trends” (04/22/26)
https://ssti.org/blog/fy25-decline-public-higher-ed-funding-raises-questions-about-future-trends