中国で海外からの直接投資が退出

中国の習近平国家主席は、11月中旬にサンフランシスコで行ったバイデン大統領との会談や、米企業及び大手技術企業のCEOとの会合で、中国は米国のパートナーで友人となる用意ができていること、自国の現代化は世界に大きな機会を提示していることを主張した。中国が米国との緊張関係を元に戻したいと願っていることに疑いはない。なぜなら、中国に関する新たなデータによると、中国でビジネスをする外国企業は、収入の再投資を躊躇しているだけでなく、既存の投資を中国企業へ売却する大型売却者となり、資金を本国へ送還していることが分かっている。こうした兆候はこれまでには見られなかったものである。こうした資金の流出は2023年の第1~3四半期に1,000億ドルを超えており、今後更に拡大する見込みである。投資の売却は、中国通貨に下向きの圧力をもたらしており、これが継続した場合、中国の潜在的な成長は緩やかに削減されると予測される。こうしたトレンドに影響しているとみられる要素には、米中間の緊張の悪化によって投資家がより慎重になっていること、中国が国内の海外コンサルタント及び適正検査企業を取り締まり、規制環境を増大的に厳しくしたことなどが挙げられる。

Peterson Institute for International Economics “Foreign direct investment is exiting China, new data show” (11/17/23)