ウッド・マッケンジー社(Wood Mackenzie)は4月1日、ガスタービンの価格が2027年末までに2019年比195%増の1キロワット(kW)あたり600ドルに達する見通しと発表した。人工知能(AI)の利用が急拡大する中、必要量110ギガワット(GW)に対する製造能力が最大70GWにとどまるなど、データセンターの電力需要急増に対する製造能力の不足が背景にあり、深刻な需給不均衡が生じている。GEベルノバ社(GE Vernova)などが生産拡大を急ぐものの、専門労働力の不足や高温工程に必要な精密部品製造のボトルネック解消が課題となっていることに加え、電力研究所(Electric Power Research Institute)はホルムズ海峡の航行制限が輸送コストや部品価格の上昇につながると指摘した。大型機器の納入に約5年、小型タービンは18~36カ月かかる事態となっており、エンタジー・ルイジアナ社(Entergy Louisiana)など開発業者は、プロジェクト実現に向けた調達戦略の抜本的な見直しを行なっている。
Wood Mackenzie “Gas turbine prices soar 195% as market faces supply-demand crisis” (04/01/26)
https://www.woodmac.com/press-releases/gas-turbine-prices-soar-195-as-market-faces-supply-demand-crisis/
参考記事: Utility Dive “Gas turbine supply crunch set to raise prices 195% by 2027: WoodMac” (04/09/26)
https://www.utilitydive.com/news/gas-turbine-supply-crunch-set-to-raise-prices-195-by-2027-woodmac/816904/