エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は、2024年の平均卸売電力価格は、米国のほとんどの地域で2023年とほぼ同じか、もしくはやや低くなると予測している。その理由は、発電用燃料コストが比較的安定しているためである。ただし、高需要時や電力市場の供給側に制約がある場合、卸売価格が一時的に上昇する可能性はある。米国卸売市場における電力価格は、様々な要因によって決まるが、最も重要な要素は天然ガス価格である。天然ガスによる火力発電は、米国の電力の最大供給源である。1月に発行されたEIAの短期エネルギー概況(Short-Term Energy Outlook)では、米国の発電向け天然ガス価格は、2024年に2.91MMBtuになると予測している。2023年の平均価格は3.29MMBtuであった。