インフレ低減法により、米国製リチウムイオン電池が中国品と競争できる可能性

クリーン・エネルギー・アソシエイツ社(Clean Energy Associates)が6月12日に発表した「2024年第1四半期 エネルギー貯蔵システム(ESS)価格予測レポート(Q1 2024 ESS Price Forecasting report)」によれば、米国製のリチウムイオン電池エネルギーシステム(energy storage systems: ESS)は、この10年間により多くの国内生産能力が稼働することから、2026年までに中国製システムと価格競争力を持つ可能性がある。インフレ低減法(Inflation Reduction Act: IRA)の「45X」税クレジットは、米国製電池と中国製電池の間の20%以上の現行価格の差を埋める一助となるだろうと、レポートでは分析されている。IRAのこうしたインセンティブは、計画されている生産能力を欧州から北米へとシフトさせており、世界的な電池需要は2028年までを通じて年間21%増加すると予想されている。CEAが7月8日に発表した別のレポートによれば、世界的な生産過剰が電池価格を押し下げており、中国の大手製造は、1キロワット時60ドルまで価格を下げている。

Utility Dive “IRA could make US-made lithium-ion battery systems competitive with Chinese alternatives: reports” (7/16/24)