NEXTGOV/FCWは6月13日、トランプ政権が人工知能(AI)を開発するアンソロピック社(Anthropic)に対し、最先端AIモデル2種への外国人アクセスを制限するよう命じたと報じた。対象となったのは「フェーブル5(Fable 5)」と「ミュトス5(Mythos 5)」で、同社は全てのサービス提供を急遽停止した。他社がミュトス5の「脱獄(ジェイルブレイク)」に成功したと主張し、安全保障上の懸念が浮上したことによる。これに対し同社は、指摘された抜け穴突破の仕組みはオープンAI社(Open AI)などの競合他社モデルにも当てはまると主張し、全顧客アクセスを遮断する正当性はないと反論している。対象モデルは攻撃的なサイバー作戦への悪用懸念も指摘されていたが、サイバー防衛やインフラ運用支援対応向けに、数日前に公開されたばかりだった。国防総省(Department of Defense)は決定を全面支持しているが、政府機関や同盟国による先端システム活用を複雑化させるほか、政治的判断による規制がイノベーションを損なうリスクも懸念されている。
NEXTGOV/FCW “Anthropic suspends top AI models after U.S. export control order” (06/13/26)
https://www.nextgov.com/artificial-intelligence/2026/06/anthropic-suspends-top-ai-models-after-us-export-control-order/414173/?oref=ng-home-top-story