トランプ大統領は、自動車の燃費基準の見直しを行うことを発表し、これにより、オバマ前政権が退任直前に決定した厳しい燃費基準が逆戻りする可能性がある。大統領は、メキシコからの自動車輸入と米国内の雇用を巡り、自動車業界を批判をしていたが、その直後から業界は米国雇用増・維持計画や海外工場の建設計画を変更するなど、柔軟な姿勢を見せていた。今回の燃費基準見直しの再開は、大統領から自動車業界への和解の印となる。環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は3月15日、運輸省(Department of Transportation)と共同で、現行の燃費基準(2025年までに1ガロン当たり平均54.5マイル(実際の運転では同40マイル)とすることを義務付け)の再評価に取り組むと発表した。トランプ大統領は先の大統領選で、伝統的に民主党であったミシガン州で僅差の勝利を果たしていた。
Wall Street Journal “Trump Administration to Reopen Review of Car Emissions Rules” (3/15/17)