オバマ大統領と世界の指導者らは昨年11月、「ミッション・イノベーション(官民の世界的なクリーンエネルギー・イノベーションを劇的に加速させるというコミットメントで、20か国の政府が今後5年間で本分野における投資を2倍にすることを約束)」を開始した。これと同時に、ビル・ゲイツ氏の発案による「ブレイクスルー・エネルギー同盟(Breakthrough Energy Coalition:10か国28名の投資家で構成され、初期ステージの資本提供を行うことを約束)」が立ち上げられた。オバマ大統領は2017年度予算要請の中で、ミッション・イノベーションへのコミットを進展させるため、クリーンエネルギー研究開発への連邦投資を2016年度の64億ドルから2021年度の128億ドルへ倍増させる計画を概説した。それによれば、連邦全体としてのミッション・イノベーション投資のうち約80%はエネルギー省(Department of Energy)の研究開発実証活動を支援するものとなっている。また、その他のミッション・イノベーション向け予算として、エネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)に3億5,000万ドル(裁量予算。その他の関連予算もあり)、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)に5億1,200万ドル、航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration: NASA)に3億4,800万ドルなどの予算が付けられている。
White House “FACT SHEET: President’s Budget Proposal to Advance Mission Innovation” (2/6/16)