米国科学アカデミー、北極・南極研究の協力を勧告

米国科学アカデミー(National Academy of Sciences:NAS)の極研究委員会(Polar Research Board)が作成した報告書によれば、北極・南極の研究を行う科学者らは、互いに協力をしておらず、そのことがエコシステムが気候変動にどのような反応をしているかを調査する研究の遅れの一因となっているという。こうしたことから報告書は、北極・南極の各研究コミュニティが「両極的なアプローチ」を採択して、リソースを共有し、両極における変化に共通するパターンを発見する全体的な研究事業を開始するよう勧告している。報告書はまた、両極における研究結果を比較できるよう、実験や測定の方法を標準化することも要請している。極研究委員会が作成した報告書「気候変動および極のエコシステムの理解におけるフロンティア(Frontiers in understanding climate change and polar ecosystems)」は今後数ヶ月以内に公表される予定である。
NATURE “US science academy report calls for ‘bipolar’ research” (1/12/11)