米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は7月24日、「米国研究エコシステムのコミュニティ全体のセーフガード(Safeguarding the Entire Community of the U.S. Research Ecosystem: SECURE)」を確立するため、5年間で6,700万ドルを投資する。内訳は、ワシントン大学(University of Washington)に5,000万ドル、テキサスA&M大学(Texas A&M University)に1,700万ドルとなっている。研究セキュリティが懸念の対象となっている背景には、一部の海外事業体は非倫理的、時には非合法的に、米国研究へのアクセスを試みている点が挙げられる。NSF SECUREセンターは、「2022年CHIPS・科学法(CHOPS and Science Act of 2022)」で設立が義務付けられたもので、ワシントン大学が9つの高等教育機関の支援を得て主導し、研究コミュニティが米国の研究活動にリスクを呈する海外の干渉を特定、軽減できるようエンパワーするための情報クリアリングハウスとして機能する。この研究セキュリティへの手法が、コミュニティ中心型で、コミュニティによって使用され、コミュニティの改善につながることを確実にするため、SECUREセンターは、①SECURE北東部(ノースイースタン大学(Northeastern University))、②SECURE南東部(エモリー大学(Emory University))、③SECURE中西部(ミズーリ大学(University of Missouri))、④SECURE南西部(テキサス大学サンアントニオ校(University of Texas at San Antonio)及びテキサスA&M大学(Texas A&M University))、⑤SECURE西部(ワシントン大学(University of Washington))の5つのSECURE地域センターの中心としても機能する。