複数の計画地域を繋ぐ地域間送電(interregional transmission)は、電力の消費者に多くの恩恵をもたらす可能性があるが、市場と運用慣行は必ずしもこうした相互接続システムのために設計されていない。国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)は今般、「地域間送電のシステム価値を実現するための障害と機会(Barriers and Opportunities To Realize the System Value of Interregional Transmission)」と題する報告書を発表した。既存の送電施設が潜在的な最大限の価値を実現することを阻んでいる問題について調査し、それらの課題を克服するために電力システムの関係者向けに一連の選択肢を提示した内容となっている。報告書は、①全ての市場、②非市場地域間または市場地域と非市場地域の混合、③市場地域間、について、障害と機会をグループ分けしている他、全ての地域を対象に変革的な措置を提示している。