NIH委員会、生物医学研究研修生の増加抑制を要請

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)長官諮問委員会(Advisory Committee to the Director: ACD)内の作業部会が6月14日に発表したところによれば、研修生の供給過多及び学術機関における職の不足により、米国内の生物医学研究システムに機能障害が生じつつあるという。同日に発表された報告書草案の要旨によれば、米国の生物医学博士号取得者の急増、外国人ポスドクの増加、大学教員の高齢化により、若手の生物医学研究者が大学での職を見つけることが困難になっていることや、生物医学研究者はその他の分野の科学者に比べて給与が低いことなどが明らかになっている。委員会では、こうした問題に対処するため、大学院生がNIH助成金を受益できる期間に上限を設定することや、ポスドク研究者の受益額を増やすこと、大学にスタッフ科学者(staff scientist)の活用を奨励することなどの策を講じるよう勧告している。
Science Insider “NIH Panel Urges Steps to Control Growth in Biomedical Research Trainees” (6/14/12)