環境科学技術誌(Environmental Science & Technology)に発表された報告によれば、石炭火力発電やガソリン自動車から、風力エネルギーや電気自動車へ大規模な移行が行われた場合、既に希少となっている2つのレアアース元素(rare earth elements: REE、ジスプロシウムとネオジム)の需要が今後25年間で600~2,000%増加する可能性があるという。研究を行ったマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)の研究者はまた、「これらの2つのREEの生産は年間数%の割合でしか増加していない」と指摘している。REEの供給不足をもたらす要因として、①現行供給の98%を中国が独占していること、②REEは複合的に採鉱されており、個別の元素を採鉱することは経済的に非効率となること、③REEには世界的に環境及び社会的問題が指摘されつつあること、が挙げられている。
Green Car Congress “MIT study finds shift to green energy sources could mean crunch in supply of key rare earth elements” (3/9/12)