幹細胞研究に資金を提供するカリフォルニア再生医療研究所(California Institute for Regenerative Medicine: CIRM)は、人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cell: iPS細胞)株のバンキング事業を検討している。他にも、ベルギーのイノベイティブ医療イニシアチブ(Innovative Medicines Initiative)や京都大学の山中伸弥教授などが、iPS細胞株のバンキング事業を検討・実施している。しかし同事業には、①iPS細胞の生成には様々な手法が使われており、これらの異なる手法をどのように管理するか、②iPS細胞の多能性は幅広いため、ゲノムテストを通じて継続的にモニターする必要がある、③細胞ドナーからどのような同意の取得を義務付けるかといった倫理的問題、など様々な課題が指摘されている。
naturenews “California ponders cell-banking venture” (4/27/11)