セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「ハイブリッド型AIインシデント報告に関する議論:その他のインシデント報告システムからの教訓(An Argument for Hybrid AI Incident Reporting: Lessons Learned from Other Incident Reporting Systems)」と題する報告書を発表した。過去10年間、人工知能(AI)の急速な進展と共に、AIのインシデントが発生している。しかし、AIインシデントのデータを監視、文書化、総合化し、AI関連の有害性について理解すると共に、これらを安全な政策への情報提供とする協調的な政策努力はない。報告書は、AIインシデント報告に関する既存のイニシアチブを調査及び評価し、その他の部門におけるインシデント報告データベースから教訓を引き出した上で、それらの分析に基づく勧告を提示している。CSETは、報告の慣行を標準化し、データの欠落を防ぐため、①義務的報告と②任意の報告という二つの要素で構成され、一元型で標準化されたハイブリッド報告枠組みを提案している。