マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)スローン経営大学院(Sloan School of Management)のアンドリュー・ロー教授(Andrew Lo)を中心とする研究チームの発表によれば、癌研究のために債券を使って300億ドル規模のメガファンドを作ることで、治療薬の市場化を早めることができると同時に、魅力的な投資利益がもたらされる可能性があるという。ロー教授らが提唱した、バイオ医療研究や医薬品開発のための巨額資金を民間から調達する新たな手法は、ネイチャー・バイオテクノロジー誌(Nature Biotechnology)に掲載された。研究チームは、「医薬品開発コストを考慮すると、メガファンドは300億ドル相当の必要があるだろう」「数多くの研究を同時に行うことでリスク削減が可能となり、機関投資家を引き付けられるだろう」といった提案を行っている。そしてその鍵となる点は、公開・未公開株といった従来型の資金調達源のほかに、構造的な債券を利用することである。
Boston Business Journal “MIT team proposes $30B cancer research ‘megafund'” (10/1/12)