米国における風力発電の導入、2023年第3四半期にここ数年で最低水準に急落

S&Pグローバル市場インテリジェンス(S&P Global Market Intelligence)のデータによれば、再生可能発電の開発事業者が今年第3四半期に設置した風力発電能力は前年同期の半分であった。これは、少なくともここ5年間で最も鈍化した四半期記録で、米国の電力グリッドに接続された新規の風力発電能力はわずか288メガワット(MW)であった。この数値は、第3四半期に急増したソーラー発電の設置と対照的であり、今年最初の2四半期(合計で2,871MWの新規風力発電能力が稼働)からも大きな逸脱となる。2023年第3四半期現在、新規に設置された風力発電能力は3,159MWで、前年の第1~3四半期の合計(5,361MW)を下回る。それでもインフレ低減法(Inflation Reduction Act)による新たな連邦インセンティブもあり、2024年の見通しは明るく、1万7,040MWが2024年に稼働する予定である(そのうち2,736MWは現在建設中)。

S&P Global Market Intelligence “US wind installations crater in Q3 2023 to lowest level in years” (12/6/23)