生成AI(Generative AI: GAI)は、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)のミッションを支える上で大きな可能性を秘めている。NSFはこの新技術の進展を支援し続けると同時に、それによって呈される潜在的なリスクにも対処する必要がある。NSFは、第三機関のGAIへ開示された非公的な情報が、記録、共有されることを防止することはできない。このため、メリット・レビュー・プロセスにおけるプロポーザルの発展と評価の完全性を保護するため、NSFは、レビュー担当者とプロポーザル提出者のためのガイドラインとして次の2点を発表した。①NSFのレビュー担当者は、プロポーザルのいかなるコンテンツ、レビュー情報、及び関連の記録も、承認されていない生成AIツールへアップロードしてはならない、②プロポーザル提出は、プロポーザルの作成で生成AI技術が使用されている場合は、どの程度使用されているのか、どのように使用されたのかについて、プロジェクト概要で示すことを奨励される。レビュー担当者に関する重要な点は、プロポーザルの情報を、オープンなインターネットを介して生成AI技術と共有することは、NSFのメリット・レビュー・プロセスにおける秘匿性と完全性の原則に違反するという見解である。また、プロポーザル提出者は、メリット・レビューの対象となるプロポーザルの提出において、その正確性と真正性に責任を持つ。これには、生成AIツールの支援によって開発された内容も含まれる。