これからの10年間は、活況な月経済への勢いが高まる可能性がある。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「10年間の月アーキテクチャ能力研究(10-Year Lunar Architecture (LunA-10) Capability Study)」プログラムの下、10社を選出した。米国及び海外の平和的使用のために、将来の民生の月枠組みの構築を促進することを目指す。LunA-10プログラムは、将来の月ユーザーのために、合同で運用することができ、収益化が可能なサービスを創出し、共有や拡張が可能な一連のシステムの技術概念の早急な開発につながる研究を模索する。LunA-10プログラムで選出されたチームは、7カ月の研究コースを通じて、極めて協調的な環境で、複数の月関連サービスを対象とする総合システム・レベルのソリューションの設計に共同で取り組む。こうした月関連サービスには、月のパワー、現地での資源の採鉱及び商業活用、通信とナビゲーションとタイミング、移動とモビリティとロジスティック、建設とロボティクスが含まれる。選出されたチームは、2024年4月に実施される「月面イノベーション・コンソーシアム(Lunar Surface Innovation Consortium: LSIC)」の春期会合でそれぞれの取り組みについて、月コミュニティ向けに発表する。そして2024年6月には最終報告を行う計画である。