エネルギー省(Department of Energy)は、「鉄道部門の正味ゼロ排出駆動技術への前進(Progression to Net-Zero Emission Propulsion Technologies for the Rail Sector)」と題する「情報の要請(request for information: RFI)」を発表した。このRFIの目的は、業界、学術機関、研究所、政府機関、その他の関係機関、一般市民から、鉄道部門内での代替駆動技術の進展や温室効果ガスの正味ゼロ排出達成に関する問題についてフィードバックを募集し、適用可能な脱炭素化戦略を理解することである。エネルギー省、運輸省(Department of Transportation)、住宅都市開発省(Department of Housing and Urban Development)、環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は2023年1月に「輸送脱炭素化のための国家計画(U.S. National Blueprint for Transportation Decarbonization)」と題する計画を発表した。これは、2050年までに鉄道を含む輸送部門の排出排除を目指す画期的な省庁間枠組みである。鉄道部門を脱炭素化するための国家戦略開発においては、①技術的かつ経済的に最も有望な代替鉄道駆動技術は何か? ②鉄道部門が正味ゼロ排出技術へ移行するためのタイムラインはどのようなものか? という2つの重要な点に対処する必要がある。