ワールドウォッチ研究所(Worldwatch Institute)が実施、発表した調査結果によれば、世界における再生可能エネルギーへの助成合計額は660億ドル(2010年)に達したが、化石燃料に対する世界助成合計の試算額(7,750億~1兆ドル以上、2012年)に比べれば僅かなものとなっている。再生可能エネルギーへの助成合計額は化石燃料への助成合計額よりも大幅に低いものの、キロワット時あたりの助成額は、再生可能エネルギーへの助成(キロワット時当たり1.7~15セント)の方が化石燃料への助成(同0.1~0.7セント)よりも高いという。ただし、これには化石燃料の外部性(資源や環境、健康への悪影響)が考慮されていない。政府支援の対象を化石燃料から再生可能へとシフトすることは、世界のエネルギー・システムの脱炭素化の要であるが、段階的撤廃へ向けた世界的な取り組みの進展は最小限であると同研究所は分析している。
Worldwatch Institute “Fossil Fuel and Renewable Energy Subsidies on the Rise” (8/21/12)