米エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)の発表によれば、米国における2022年の石炭関連の二酸化炭素排出は、前年比で7%(6,800万メトリックトン(68MMmt))減少した。この減少の主な要因は、石炭火力発電設備の閉鎖により、石炭火力発電が8%減少したことである。電力源の変化を受け、2022年における電力の炭素強度は4%減少した。天然ガス火力発電と再生可能エネルギー資源の増加、そして石炭の供給不足が、石炭関連の排出低下に寄与した。一方、全体としては、米国におけるエネルギー関連の二酸化炭素排出は、2021年の4,905MMmtから2022年の4,939MMmtと僅かに増加した。その背景には、輸送部門の排出の2%増加と、住宅・商業部門をあわせた1%の増加がある。2022年における石炭による排出の減少は、長期的なトレンドの一部で、同排出は、ピークであった2005年の2,180MMmtから57%減少した。