量子技術への公的資金では欧州がリード

マッキンゼー社(McKinsey)の新たな報告書「量子の優位性への手法で着実な進展(Steady progress in approaching the quantum advantage)」によれば、量子技術への民間投資は減少している一方、公的投資は急増している。2023年には、スタートアップに17億1,000万ドルが民間から投資された。これは過去最高だった2022年の23億5,000万ドルから27%の減少となる。対照的に、公的投資は前年から50%以上増加し、量子技術への投資全体のほぼ3分の1を占めた。ドイツ、英国、韓国を中心に、量子技術への大幅な新投資が発表されており、公的資金投資額はこれまでのところ420億ドル前後となっている。更に、本報告書は、量子技術開発に一貫した需要があることを示しており、欧州連合(EU)内の機関の科学者が量子関連の出版論文で最も貢献している点がそれを裏付けている。欧州委員会(European Commission)は2023年10月、量子コンピューティングを4つの重要技術の一つと位置付けており、このことは将来、更なる措置が実施される可能性を残している。

HPC Wire “McKinsey Report: Europe Leads in Public Funding for Quantum Tech” (6/26/24)