米国科学審議会(National Science Board: NSB)が5月21日に発表した「研究開発:米国のトレンドと国際比較(Research and Development: U.S. Trends and International Comparisons)」によれば、米国は研究及び実験的開発(R&D)の最大の実施者で、R&Dの国内総支出は8,060億ドル(2021年)となっている。次いで、中国(6,680億ドル)である。米国におけるR&D資金全体は急増しているが、連邦政府が資金提供する基礎研究の割合は過去10年間に下落した。米国のR&Dに占める企業支出の割合は1980年代に連邦支出を上回り、現在は、米国のR&D活動の支配的存在となっている。企業によるR&D支出は6,930億ドル(試算)で、米国のR&D全体に占める割合は78%であった(2022年)。企業投資のほぼ80%は、実験的開発である。この報告は、NSBのガイダンスの下で米国科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics: NCSES)が作成している科学工学指標(Science and Engineering Indicators)(2024年版)の一部。