大学教員の不安レベルが深刻 周囲の支援と共同体意識が軽減の鍵に

ネイチャー誌(Nature)は5月1日、医療分野の大学教員による職務に関する不安が深刻であるとする調査について報じた。ハワード大学(Howard University)のアニエティ・アンディ氏(Anietie Andy)らによる数千人を対象とした調査によると、医療分野教員の約3分の1が中等度以上の不安を訴えており、全学術分野の平均である24%を大きく上回った。特に女性や終身雇用(テニュア)資格取得を目指す助教の不安は大きく、一方で、学問に理解のある親や強固な人脈を持つ者ほど、不安が低い傾向であったことが判明した。また、マイノリティへの教育を主とする機関(Minority-Serving Institutions)で見られる共同体意識が、不安指数を大幅に改善させる要因となっていることがわかった。調査は、家族や周囲の支援ネットワークがその軽減に極めて重要であるとし、各組織がメンター制度などを通じて、教員を孤立させない支援体制を構築する必要性を強調している。

Nature “Helium users brace as shortages begin” (05/01/26)
https://www.nature.com/articles/d41586-026-01252-x