国際的な研究者、風力エネルギー科学の大きな課題で新たな領域を模索

エネルギー省(Department of Energy)傘下の国立再生可能エネルギー研究所(National Renewable Energy Laboratory: NREL)の研究者が、世界的な業界及び学術機関の専門家と共に、「大きな課題の見直し:グローバルなエネルギー移行のための風力エネルギー研究のニーズ(Grand Challenges Revisited: Wind Energy Research Needs for a Global Energy Transition)」と題する報告書を発表した。これは、風力エネルギー研究の3つの大きな課題について概説した2019年の論文(サイエンス誌(Science)掲載)のフォローアップとなるものである。新たな報告書によれば、風力エネルギーは、世界中で最も急成長し、かつ最も低費用の資源の一つであり、炭素フリーのエネルギー・システムへの移行において重要な役割を担うと考えられているが、その成長は、大気物理学やタービン設計、グリッドの対応力、そして環境的ならびに社会的影響に関する慎重な検討によって計画される必要がある。そして、こうした課題に対するソリューションを見つけるには、あらゆる学問分野で専門家が協力することが求められる。新たな報告書は、風力エネルギーの課題を、当初の3つから拡大して5つ(風力大気科学、風力タービン・システム、風力プラント及びグリッド、環境的共同設計、社会科学)としている。

National Renewable Energy Laboratory “International Researchers Explore New Territory in the Grand Challenges of Wind Energy Science” (3/25/24)