エネルギー省(Department of Energy)の化石エネルギー及び炭素管理局(Office of Fossil Energy and Carbon Management: FECM)は4月24日、捕獲された二酸化炭素排出を用いた原油増進回収法(「二酸化炭素を用いた石油増進回収法(CO2 enhanced oil recovery: CO2-EOR)」)という複合的プロセスを通じて、非在来型貯留地で原油・天然ガス生産と二酸化炭素の地質貯蔵を行う可能性の評価に取り組む2件のプロジェクトが合計2,320万ドルを受益すると発表した。FECM担当高官は、「我々は、新たな油田を掘削することなく、二酸化炭素を使って国内のエネルギー資源のより大きな一部を回収する主要な機会に投資する」と述べる。CO2-EORは、一般的に成熟した在来型の油田で、伝統的な原油回収手法ではもはや生産的でない油田から原油を回収するために使用される技法である。今回選出された2件のプロジェクトは、近年の新たな生産で主流となっている低浸透性で軽質油の非在来型貯留地にCO2-EORを適用した場合に、CO2-EORと地質貯蔵プロセスの有効性を評価すること、こうした複雑なシステムで二酸化炭素を安全に貯蔵する可能性について理解することに取り組む。加えて、両プロジェクトは、CO2-EORと炭素貯蔵を合同で最適化する方法に関する重要なデータも収集する。今回選出されたのは、GTIエネルギー社(GTI Energy)と、ノースダコタ大学エネルギー・環境研究センター(University of North Dakota Energy & Environmental Research Center)。国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)が選出されたプロジェクトを管理する。