エネルギー省(Department of Energy)は8月26日、国内の地熱エネルギーの進展を目的として6件のプロジェクトに最高3,100万ドルを投資すると発表した。受益するのは、クレムソン大学(Clemson University)、イノベイティブ・ダウンホール・ソリューションズ社(Innovative Downhole Solutions Inc.)、ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)などで、強化地熱システムの建設の改善や、地熱貯留層によって業界のエネルギー・ニーズを削減できる方法の実証に取り組む。現在、国内の地熱資源は約4ギガワット(GW)の電力を生産しているが、エネルギー省の最近の分析によれば、強化地熱システムの進展により、2050年までに少なくとも90GWの確実で柔軟な電力をグリッドへ供給できる可能性がある。これらは、エネルギー省の強化地熱ショット(Enhanced Geothermal Shot)の目標(2035年までに強化地熱システムの費用を90%削減する)と、エネルギー省の産業熱ショット(Industrial Heat Shot)の目標(2035年までに費用競争力の高い産業熱脱炭素化技術を開発し、排出を少なくとも85%削減する)を支える。通常電気エネルギーを蓄える従来型のエネルギー貯蔵電池に比べ、地熱エネルギー貯留(reservoir thermal energy storage: RTES)技術は地熱エネルギーを地下に直接100時間以上蓄えることができ、電力を必要としない。