USGBC、エネルギー効率化にとどまらないビルの炭素削減策を提唱

米国グリーンビルディング協会(U.S. Green Building Council: USGBC)は4月に発表した論文の中で、ビルの所有者や運営者がエネルギー効率の改善にとどまらない他の排出削減策を講じれば、より迅速な削減が可能になると指摘した。具体的には(1)ビルを電化し、敷地内での化石燃料の燃焼をやめること、そして(2)ピーク時の冷暖房負荷を削減して送電網の規模縮小につなげること、の2点が大きなステップであるとしている。これらの対策はUSGBCが4月3日にパブリックコメントの募集を開始したクリーンビルディング認証プログラムLEEDのバージョン5(LEEDv5)にも反映されている。LEEDv5は、ビルの運用に使用されるエネルギー、建築や改修に使用される材料の内包二酸化炭素、ビルの運用や改修中に発生する廃棄物、ビルへの往復の輸送に関連する排出量などを減らすよう促す内容となっている。それを実施するための戦略には、冷暖房システムを全て電化することから古い空調システムの冷媒を安全に廃棄することまで、自明の方法とそうではない方法があるとUSGBCは述べている。

Utility Dive “Building decarbonization goes beyond energy efficiency, US Green Building Council says” (4/8/24)