量子経済開発コンソーシアム(Quantum Economic Development Consortium: QED-C)が発表した報告書「位置とナビゲーションとタイミングの使用事例のための量子センシング(Quantum Sensing for Position, Navigation and Timing Use Cases)」によれば、量子センサーによって位置/ナビゲーション/タイミング(position, navigation, and timing: PNT)機器の正確性と信頼性を向上させることが可能である。PNTツールは特に、防衛、輸送、通信、エネルギー、財務、医療ケアで普及している。報告書は、「時計、磁力計、重力計、慣性センサーなどの量子センサーは、従来の手法では不可能なレベルの正確さを提供し、PNTの能力を向上させる」としている。こうした能力は、信号が弱い場合や衛星に不具合が生じるなどしてGPSが使用できない(または信頼できない)場合に、ナビゲーションを可能にする。報告書は、量子センサーの開発を加速させ、PNT用途の導入を強化するための4つの勧告を提示している。