ニューヨーク州立大学バッファロー校(University at Buffalo, The State University of New York:通称「バッファロー大学」)は今年4月に、シェールガス及び水圧破砕の研究を目的として「シェール資源・社会研究所(Shale Resources and Society Institute)」を設立した。しかし、5月に発表した報告書が大学内外から激しい抗議を受け、大学は同研究所を閉鎖することを明らかにした。問題となった報告書は、ペンシルバニア州の規制データの分析を行い、「水圧破砕による環境問題は、規制の強化と業界の慣行の向上により、緩和されつつある」と結論付けたものだが、データ分析方法や報告作成者の詳細な経歴(2人が業界団体や規制当局に関与していたなど)が記載されていなかった点などに強い抗議が集中した。大学は当初、報告書の内容には問題はないと発表したが、11月19日付けの公開書簡の中では、「利益相反の可能性があったことが研究所閉鎖の決定につながった」としている。
Science Insider “University Shutters Energy Institute in Wake of Fracking Controversy” (11/20/12)