3月27日に行われた米国アカデミー(National Academies)の科学・技術・法務委員会(Committee of Science, Technology and Laws)で、米国微生物学協会(American Society for Microbiology: ASM)の機関紙の編集長2人が証言を行い、「科学専門誌における撤回の増加は、生物医療研究の世界における機能不全の兆候である」と述べた。ASMの発表によれば、一部の撤回は単純なミスが原因であるが、その他の多くはデータ改ざんや盗作などの不正によるものであるという。こうした問題の背景には、科学者の間に過熱競争をもたらす経済的インセンティブ制度があり、それが不適切な科学的慣行につながっているという。非常に多くの研究者が非常に限られた資金を巡って競争しており、適者生存、勝者独り占めの環境が生まれ、研究者は著名科学専門誌に論文を出版することに強い圧力を感じていると、証言者は述べた。
UPI.Com “Science research called ‘dysfunctional'” (3/27/12)