米国科学研究部門は研究の完全性を保護するための行動を起こすべきとの報告

米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine)は、「研究における完全性の育成(Fostering Integrity in Research)」と題する報告書を発表し、科学研究部門におけるすべての関係者(研究者、機関、出版社、資金提供者、科学コミュニティ、連邦機関)は、研究の完全性への脅威に対応するための慣行と政策を維持すべきであると述べた。①研究の再現に必要なデータの有用性を確実にする、②著者基準を明確にする、③内部告発者を保護する、④否定的ならびに肯定的な研究ファインディングが報告されることを確実にする、などの策が実施されるようにするための行動が必要であると指摘している。報告書はまた、あらゆる学問分野及びセクターで研究の完全性を育成するための課題に統一的なフォーカスを持って対処するため、独立した非営利組織「研究の完全性に関する諮問委員会(Research Integrity Advisory Board)」を設立するよう要請している。
National Academies “U.S. Scientific Research Enterprise Should Take Action to Protect Integrity in Research; New Advisory Board on Research Integrity Should Be Established” (4/11/17)