2013年にワシントン州に設立されたズナム・アエロ社(Zunum Aero)は4月5日、米国内であまり使用されていない数千の空港を使い、10~50席のハイブリッド型電気航空機を用いて人々が最高700マイルを航空移動できるシステムを2020年代初頭から開始すると発表した。2030年までには飛行距離を1000マイルまで拡大する計画であるという。現在、国内には5000の空港があるが、飛行機の95%以上はそのうちわずか2%の空港から発着している。ズナム社の長期的な狙いは、地域的な電気航空機ネットワークを構築し(地上の長距離バス路線のようなもの)、ドアツードアの移動時間を40%削減し、80%の排出削減を実現することである。同社の発表によれば、社内の事業コストも低く、渡航費用は最大80%安くなるという。ズナム・アエロ社によれば、同社はボーイング社(Boeing)などから資金提供を受けている。地上では自動走行車や電気自動車が話題になっているが、航空分野でもその波は静かに押し寄せている。エアバス社(Airbus)は今年初めに自律操縦する飛行車(self-piloted flying car)のプロトタイプの試験計画を発表し、ウーバー社(Uber)は都市型航空輸送に関する白書を発表するなどしている。
Venture Beat “How Zunum Aero plans to revolutionize air travel with electric planes and regional airports” (4/5/17)