米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表された新たな論文によれば、科学部門における労働力の高齢化が続いている。その一因はベビーブーマーであるが、ベビーブーマーが去った後でもこの傾向は続くと予測されている。オハイオ州立大学(Ohio State University)の二人の経済学教授による論文によれば、雇用されている科学者の平均年齢は、45歳(1993年)から49歳(2010年)に上昇した。雇用されている科学者の平均年齢は米国全体の労働力の高齢化よりも早く進んでおり、それはコンピュータ・情報科学といった比較的新しい分野も例外ではない。さらに、現状が続けば、科学者の平均年齢は近年中にさらに2.3歳上がる見込みである。論文執筆者は、この傾向の要因として、ベビーブーマーの他、1994年に大学教授の退職年齢の義務付けが廃止された点を挙げている。この科学者労働力の高齢化が若手科学者の労働力に及ぼす影響として、初級レベルの就職が難しくなること、助成金の獲得がより競争的になることの2点が可能性として考えられている。
< a href="https://www.insidehighered.com/news/2017/03/28/study-suggests-scientific-work-force-aging-younger-scientists-struggle-find-good"> Inside Higher ED “50 Shades of Gray” (3/28/17)