3月27日に行われた米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science: AAAS)の年次科学政策フォーラムで、トランプ政権の閣僚による講演は実現せず、米国科学者と政権との関係の低さが浮き彫りになった。これまでの政権は常に、AAASの「科学技術政策フォーラム(Forum on Science and Technology Policy)」で、研究あるいはイノベーションへのアプローチについて講演する閣僚を派遣していた。一般的には大統領の科学補佐官が第一選択であるが、トランプ政権においては同補佐官はまだ誰も指名されていない。第二候補はエネルギー長官(Secretary of Energy)であるが、リック・ペリー新長官(Rick Perry)は既に予定が詰まっていた。一方、年次政策フォーラムで発言した、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)のフランシス・コリンズ現長官(Francis Collins)は、現在保留となっているNIH歳出法案について前向きな見解を示した。
Science “Playing no Trump at AAAS policy forum” (3/27/17)