オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)は8月11日、京都フュージョニアリング社(Kyoto Fusioneering: KF)と連携し、商用核融合発電の実現に向けた実証施設「ユニティ3(UNITY-3)」をテネシー州に建設すると発表した。エネルギー省(Department of Energy)の資金提供を受け、14メガ電子ボルト(MeV)の強力な中性子源を備えた最新施設を建設する計画で、これに伴い、KF社は米国本社をテネシー州へ移転する。具体的には、増殖ブランケット(炉内の熱を回収し、核融合反応で生まれた中性子を当て発電燃料となるトリチウムを増殖)試験施設の建設と運用を担う計画で、先端センサーによる高精度な計測データを通じて、燃料となるトリチウムの生産や増殖ブランケットの性能評価を実際の核融合環境に近い条件で行う。これまで実環境での検証データが存在しなかった商用ブランケットの試作評価やトリチウム生成の計算モデル検証ほか、AIを活用した増殖ブランケットのデジタルツイン構築が可能になると説明している。
ORNL “ORNL, Kyoto Fusioneering to develop fusion technology test facility in East Tennessee” (08/11/26)
https://www.ornl.gov/news/ornl-kyoto-fusioneering-develop-fusion-technology-test-facility-east-tennessee