現行の暗号形態を破るほど強力な量子コンピュータはまだ存在しないが、バイデン=ハリス政権は、潜在的に将来の量子コンピュータが政府や重要インフラ・システムに呈するリスクに準備し、これを軽減するべく取り組んでいる。ホワイトハウスは8月13日、政府及び業界のリーダーを招集し、米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)による新たな「ポスト量子暗号標準(Post-Quantum Cryptographic standards)」を発表した。これらの標準は、米国と米国の未来のための量子コンピューティングの安全性とセキュリティを確実にするという、バイデン大統領の「国家安全保障通達10号(National Security Memorandum 10)」の達成における主要なマイルストーンを示すものである。本件は、ポスト量子暗号を目的として世界で初めて発表された標準であり、量子技術における米国のリーダーシップを強調する。NISTの新たな標準は、暗号が通常使用される2つの重要なタスク(一般的なデータ暗号化とデジタル署名)向けに設計されている。