政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は8月6日、スマートウォッチなどのウェアラブル端末から得られるデータを臨床判断に活用する際の利点や課題、政策選択肢をまとめた評価報告書を発表した。2025年の政府による医療におけるウェラブルデバイスの利用拡大支援方針を受け、同局が調査を開始した。これによるとバイタルサイン(生きていることを示す理学的所見)などを記録するウェアラブル端末は、迅速な診断や個人の状態に応じた治療方針の策定を可能にし、遠隔モニタリングを通じて医療過疎地域の患者にも恩恵をもたらすほか、人口知能(AI)との統合により自律的な判断能力向上に期待が集まっている。一方で、製品ごとに精度や信頼性のばらつきがあり、現場の業務フローへの組み込みやプライバシー保護、責任所在の明確化などの課題があることがわかった。GAOは、現状の取り組み継続に加え、現場の基盤整備や第三者認証データベースの構築による性能評価の可視化など、課題解決に向けた3つの政策選択肢を提示している。
GAO “Wearable Technologies: Potential Benefits and Challenges in Clinical Decision-Making” (08/06/26)
https://www.gao.gov/products/gao-26-107847