米国の大手航空会社を代表するロビー団体、「米国のための航空会社(Airlines for America)」はオバマ政権に対して、欧州連合(European Union: EU)が実施する二酸化炭素の排出取引制度(Emissions Trading System:ETS)に対して何らかの行動を起こすよう求めている。ETSはEU内で二酸化炭素排出権取引市場を形成するもので、今年の1月1日から対象がEU内を離着陸する国際航空会社にも拡大された。対象となる航空会社は機体から排出される二酸化炭素をカバーする許可量を購入しなくてはならない。「米国のための航空会社」は、EUに対する独自の訴訟を取り下げ、米国政府が国連機関の一つである国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization)を通じて本件への申し立てを行うよう要請している。
Wall Street Journal “U.S. Airlines Seek Action on EU Carbon Tax” (2/27/12)