DIUの「シンクアノン」、商業技術を活用して静止地球軌道外へのアクセス能力向上

米国が月面への復帰を準備する中、これらの領域への応答的なアクセスは絶対必要不可欠(ラテン語で「シンクアノン(sine qua non)」)である。宇宙には、静止地球軌道(geosynchronous Earth orbit: GEO)を始点とし、月の裏側にある地球と月のラグランジュ点まで伸びる広範な宇宙領域があり、この領域は一般的に「xGEO」と呼ばれている。今後数年間で、xGEOのシルスナー空間(地球と月の間の空間)領域を中心に、国、国際、商業事業体による活動が急速に流入すると考えられる。国防総省(Department of Defense)は、これらの領域で安全かつセキュアな商業及び民間の成長を育成する位置づけになくてはならない。国防イノベーション・ユニット(Defense Innovation Unit: DIU)は、商用の発射及び軌道移動システムを使ってxGEOやシルスナー空間に能力や資産を届けるためのプロトタイプ作成に取り組む「シンクアノン」プロジェクトを開始した。シンクアノンの募集に、94社から112件のソリューション案が提出された。DIUは、シンクアノンの取り組みの下、ファイアフライ・エアロスペース社(Firefly Aerospace)を選出、1回以上の打ち上げで3~6機の宇宙車両(space vehicle)をxGEOやシスルナ―空間の軌道へ届けることに取り組む。

Defense Innovation Unit “DIU’s Sinequone Project Prototypes the Ability To Access Beyond GEO Leveraging Commercial Technology” (3/21/24)