兵士が与えられた任務を遂行している間の状況は、睡眠不足につながり、ひいては兵士の警戒心やパフォーマンスに悪影響をもたらす可能性がある。睡眠不足後も警戒心(覚醒度)を維持するために行われている現行の手法には、カフェインや長時間の訓練、処方箋による覚醒剤などの使用が含まれる。これらの刺激剤には効果があるものの、後遺症などの弊害もあり得る。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「兵士の警戒心有効化(Alert WARfighter Enablement: AWARE)」プログラムは、光によるシミュレーションと光医薬品(photo-pharmaceuticals)の組み合わせ(特定の種類の光がある場合のみ効果のある医薬品の種類)を組み合わせることで、特定の脳回路をターゲットとし、脳の機能に安全な刺激を施しながら、管理された一定時間の間の警戒心の向上につなげることを目指す。