セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「中国とバイオテクノロジーとBGI:中国のハイブリッド経済がどのようにして競争を歪めるのか(China, Biotechnology, and BGI: How China’s Hybrid Economy Skews Competition)」と題する報告書を発表した。米政府が中国のゲノミクス企業への禁止措置を検討する中、「米国やその他の市場経済圏は、どのようにして中国の国家的取り組みに対応すべきか」という疑問が広く浮上している。本報告書は、ケーススタディとして中国企業の1社であるBGIグループ(BGI Group)について調査し、中国の産業政策がどのようにして中国や世界の技術発展に影響しているかを示している。報告書によれば、BGIグループの事業形態は、国際的な証券取引所で上場しているものの、世界的な市場標準には合致していない。同グループは、中国政府がハイブリッド経済モデル(官と民、軍事と民生の境界を曖昧にし、国家の目標到達を目指す)を大幅に活用しており、米国や同様の国々が技術開発で競争するなら新たな措置が必要であること、競争条件を平等にするために新たな手法が求められることを示している。また、米国や同盟国が講じることができるステップについて記述している。