医療高等研究計画局(Advanced Research Projects Agency for Health:ARPA-H)は7月5日、「建造環境における微生物叢のリアルタイム最適化予測(Predictions for Real-time Optimization of MICRObiomes of Built Environments: PRO-MICROBE)」を目的とした調査トピック(Exploration Topic)を発表した。住宅や病院、学校、オフィスなどの建造物における微生物の健康をモニタ―及び予測する室内環境品質指数の研究に資金を提供する。平均的な米国民は時間の90%を室内で費やしており、室内環境は個人やコミュニティの総合的な健康にとって重要である。歴史的に室内環境の質に関する研究は、物理的及び化学的データが主であり、バクテリアやウィルス、カビなどの微生物叢に関する室内環境研究は人体にもたらす悪影響に大きな焦点が当てられていた。PRO-MICROBEは、建造環境における微生物叢(microbiome of the built environment: MoBE)の健康推進機能を活用するための根本的知識や技術を模索するもので、革新的な微生物サンプリング・ツールと先端分析手法を統合して、室内微生物が人間の健康に及ぼす影響を得点付けするMoBE健康指数の開発を目指す。こうした取り組みはいずれ、有害な病原菌にし、有益な微生物を支える次世代建造物につながると期待されている。