エネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)は7月11日、米国のエタノール生産に使用されるソルガムとトウモロコシの栽培から発生する亜酸化窒素(N2O)を50%低減する技術の開発に、最高3,600万ドルを提供すると発表した。この新たな「合成窒素の排出を修正及び抑制する技術(The Technologies to Emend and Obviate Synthetic Nitrogen’s Toll on Emissions: TEOSYNTE)」プログラムは、トウモロコシ及びソルガムの畑における合成窒素肥料の使用を低減する戦略に重点を置く。合成窒素肥料の使用を低減することで、温室効果ガス排出が削減され、農家は、収穫を維持しつつ、運用費用を大幅に低減することができる。TEOSYNTEプログラムで選出されたプロジェクトは、①米国農業における合成窒素肥料の使用を減らすことで、海外の合成窒素肥料の輸入を低減する、②米国農家の運用費用を数十億ドル節約して効率性を高め、エタノール及びエタノール由来の持続可能な航空燃料の炭素排出強度を低減する、③合成窒素肥料の生産で発生する二酸化炭素排出と、合成窒素肥料使用後の亜酸化窒素の排出を低減する、ことに取り組む。