地下物理研究所のコストは少なくとも12億ドルとの試算

国立科学財団(National Science Foundation:NSF)が昨年12月、サウスダコタ州にあるホームステーク鉱山(Homestake mine)に地下深部科学工学研究所(Deep Underground Science and Engineering Laboratory:DUSEL、8億7,500万ドル規模)を建設する計画を断念したことを受け、本プロジェクトを共同で進めていたエネルギー省(Department of Energy: DOE)は、カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)のジェイ・マークス氏(Jay Marx)率いる委員会に、DOEがホームステーク鉱山に建設を予定していた3件の主要実験について選択肢およびそのコストとリスクを評価するよう求めていた。同委員会が6月23日に発表した報告書によれば、コストは総計12億~22億ドルと試算されている。この数値はDOEの素粒子物理学の年間予算に大きな負担となると同時に、フェルミ国立加速器研究所(Fermi National Accelerator Laboratory、通称:フェルミ研究所)における新たなプロジェクトを遅らせる可能性がある。
ScienceInsider “Underground Physics Lab to Cost U.S. Energy Department at Least $1.2 Billion” (6/23/11)