米国イノベーターの人口構成に関する調査結果

ITイノベーション財団(Information Technology Innovation Foundation: ITIF)は、技術イノベーションの背後にある「個人」について、国籍や性別、教育といった面の調査を行った。その報告書によれば、米国イノベーターの人口構成は、米国全体の人口構成とは異なっているだけでなく、高等教育の学位取得者の人口構成とも異なっているという。具体的には、①米国イノベーターの35.5%が米国外の出生者である(米国居住者全体に占めるその割合は13.5%)、②米国イノベーターに女性が占める割合はわずか12%である、③米国生まれの少数派(アジア系、アフリカ系、ヒスパニック系などを含む)が米国生まれのイノベーターに占める割合はわずか8%である(米国出生者全体ではその割合は32%)、などが挙げられている。そうした上でITIFは、①女性と少数派がSTEMの学位を取得できるようより良い政策、②高度な訓練を受けた外国籍のSTEM労働者が米国内でイノベーターとなれるよう移民パイプラインを強化・拡大する政策、を勧告している。
Information Technology Innovation Foundation “The Demographics of Innovation in the United States” (2/24/16)