商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission)を議長とする連邦省庁横断型のグループは1月18日、「既存および今後の炭素市場の監督に関する報告(Report on the Oversight of Existing and Prospective Carbon Markets)」を発表した。自由な金融派生商品取引が金融危機の拡大につながったことから、一部の議員や専門家から炭素市場も不正利用される危険があるのではとの声が上がっているが、報告書は、「少なくとも炭素市場は、排出枠のエンドユーザーや炭素相殺の提供事業者が自由に取引できるようにすべきであるが、このように取引者が制限されている場合、売り手と買い手の動きによって価格が決まるプロセスを促進するのに十分な参加者や流動性がないかもしれない」とし、幅広い参加者がいる炭素市場を勧告している。ただし、市場操作を防ぐためには厳しい監督と透明性が必要であると繰り返し警告している。
THE HILL “Don’t freeze Wall Street out of carbon markets, federal report says” (1/19/11)