国防情報局(Defense Intelligence Agency: DIA)は10月26日、宇宙における敵対勢力の脅威に関する2026年版非機密情報報告書「宇宙安全保障に対する課題(Challenges to Security in Space)」を発表した。130ページに及ぶ報告書は中国やロシアに加え、イランや北朝鮮の宇宙防衛及び軍事目標や戦略を詳細に分析しており、宇宙が戦域化しつつある実態について解説している。軍による軌道への兵器配備が完了したタイミングでの発表で、宇宙情報のバントール社(Vantor)が2024年5月28日に撮影した中国の極秘宇宙船の最新画像も掲載した。とりわけ中国は、地上配備型レーザー拡充のほか、軍民両用(デュアルユース)技術の拡張やロシアとの連携を強化しており、DIAは中国による無線周波数妨害装置や最先端レーザー、高出力マイクロ波などの対宇宙兵器の軌道上配備時期を注視している。また宇宙ごみ(デブリ)を含むリスクについても強調し、DIAは国家安全保障や世界経済における宇宙開発の重要性に加え、様々な脅威への理解を深めるよう促している。
DIA “DIA Releases Challenges to Security in Space” (10/26/26)
https://www.dia.mil/Articles/Press-Release/Article/4633953/dia-releases-challenges-to-security-in-space/
参照記事: Axios “China’s spacecraft captured in new intel report” (10/29/26)
https://www.axios.com/2026/10/29/china-spacecraft-photo-intelligence-report