関税逃れの「迂回輸出」横行に、AI活用で監視強化

ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)は8月13日、中国製品など原産地を偽り、関税を免れる迂回出荷が横行している現状を受け、政府がAIを活用した輸入監視システムを税関・国境取締局(Customs and Border Protection)に導入すると報じた。完成品に含まれるモーターやポンプなどが第三国となる関税免除対象国を経由して米国に出荷されていることから、全港湾の迂回リスク遮断に向け監視を強化する。大統領府経済諮問委員会(Council of Economic Advisers: CEA)による試算では損失額が約600億ドルに上り、商務省(Department of Commerce)も中国製品が他国から同種の輸入品に置き換えられているとし、その被害額を約670億ドルと指摘した。こうした不当な関税回避を防ぐため、政府は貿易協定の原産地規則厳格化を進めるという。

The New York Times “It Was a Great Scam While It Lasted” (08/13/26)
https://www.nytimes.com/2026/08/13/opinion/us-tariffs-economy-trade-transshipment-scam.html